日本声楽家協会臨時プログラム

1/23 日声協オンライン研究会:宝福英樹

1/23(土)15時より、《臨時プログラム》オンライン研究会を開催いたしました。

様々な音源を聴きながら行いました

今回の発表者(講師)は、バリトンの宝福英樹先生でした。
テーマ〈G.ヴェルディはオペラの王様?〉
概要は〈1813年、アルプスをはさんで二人の偉大な作曲家が誕生しました。一人はヴァーグナー、もう一人がヴェルディです。ヴェルディはヴァーグナーが確立した「楽劇」という様式に関心を示しましたが、パレストリーナ以来のイタリア音楽の伝統に戻り、その継承を行ない、その様式を確立して行きました。ヴェルディは、己自身の内的欲求を作品に表出して行き、人間の内面のドラマにスポットを当て、それを作品として仕上げました。そのことで人は内在するものに共感し感動することでしょう。これが、ヴェルディがオペラの王様であるということの証明となるかもしれません。そんなヴェルディの作品について、『トロヴァトーレ』と『リゴレット』を題材に、理解を深めて行きましょう。〉です。

研究会では、G.ヴェルディの生まれや育ちについて等のお話しから始まり、様々な音源を用いながらオペラ《トロヴァトーレ》《リゴレット》の理解を深めていくと同時に、声楽家のレパートリー、声種についての説明まで、大変充実した研究会となりました。

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次回のオンライン研究会のご案内です。
【日時】2月20日(土)15:00~16:45
【講師】岩見真佐子先生
【テーマ】Schubert “AveMaria” ~古典に学ぶ~
【要旨】「詩と音楽と声」に触れる歌手にとって聴衆の期待に応える演奏の実現には、作品の美しさゆえに悩ましい難しさがあります。シューベルトのAveMariaを題材に、その演奏上のヒントをMozartやイタリア古典歌曲などの「古典作品の演奏に通じる学び」から得るとともに、エレンの歌の詩から讃歌、祈り、嘆きという作品の性格に触れてみたいと思います。

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– 参加資格 - ※参加費無料
アカデミー会員、アカデミー准会員、コレペティトル会員、
正会員、研究員、研修⽣(研究科、本科、別科、コレペティトル科)

オンライン研究会についてのご案内は、下記URLリンク先にてご覧いただけます。
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《日本声楽家協会臨時プログラム》オンライン研究会
https://nisseikyo.wixsite.com/seigaku
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